保険月払い

　これはかなり前のできごとですが、参考までにお話したいと思います。

いまのように「消費者金融」が流行っていない時代です。

また、農村部ではお金が必要になると、「まずJA（農協）」というのが一般的でした。

そのため、お金を借りることに対してあまり関心がなかったから起きたのかもしれません。

友人から保険加入を勧められ、断りきれずに入ることもありますね。ある人の場合も、義理にかられて契約することになります。掛金を月払いにして、引落銀行も指定しました。

ところが、いざ引落が開始して通帳の記帳をすると、聞きなれない名前が備考欄に出てきたのです。それは、いまでいう消費者金融の名前でした。

友人から保険の勧誘を受けたとき、消費者金融からお金を借りる話など、一度も説明がなかっただけに、その人は唖然としました。

保険の月払い掛金と、消費者金融での借入れとのどちらが安いのかはわかりません。しかし、それがお互いの人間関係に歪みになってしまいました。